ヨットハーバー近くにいる長毛の猫。
人を近づけさせない、かつ凛とした目をしていたのが印象に残っている。
ヨットハウスの男性に聞くとこの猫は母親と一緒にここに捨てられたと言う。
そしてその母親はこの写真を撮る少し前、この近くのフェンスで磔のようになって虐待されて命を落としたらしい。
言葉を失う。
人の手は優しく残酷だ。
いや違うはず。
人には溢れるほどの優しさがある、愛がある。それをどこかに忘れてきたり、気づかないだけ。
私のことは眼中にないように去っていった。